平和な世の中に慣れてしまった生活。突然の災害・事件に対処できるのだろうか?

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身近に感じる危機管理

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平和な世の中に慣れてしまった生活。突然の災害・事件に対処できるのだろうか?

保険をもっとわかりやすく > 身近に感じる危機管理 > 第11話 オフィスでの危機

第11話 オフィスでの危機

弊社の主要業務のひとつに、「業務災害の防止活動」があります。

建築業界での安全管理・運送会社での事故防止活動。そして事務職オフィスでも労災事故は発生しています。

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年度末に忙しさからか、普段から使用している「キャスター付の椅子」に立ち乗り、書庫の高いところから書類箱を下ろそうとした。

書類箱を抱えたままバランスを失い、キャスターが動き転倒。頸椎をパーテーションに打ち付け、床で頭部を強打。

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○例1.の解説

私の経験則から、労災事故の高度は“2m以下”が多いです。

建築現場でも、高い所では事故は起きていません。ハシゴなどで下りてきて、あと2~3歩で着地するような所から足を踏み外し落ちることが殆どです。しかも、1日の仕事が終わり片付けている時に。手には道具も持っていました。

足下の高さが1mでも、身長を足すと3m近くあるところから頭を打ちつけるわけです。

そして、1回目のダメージには身を守ろうと体が反応しますが、それでも頭を軽く打つと気を失い、2回目のダメージは体が鞭のように撓り(しなり)強打され致命傷になるのです。

オフィスでは、“専用の踏み台”を使用しましょう。

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■例2.金庫の扉(後遺症認定)

領収書を金庫にて管理しているため、朝晩、営業マンから領収書の授受を要求されます。

慣れからでしょうか、いつもの通りに開閉した防火・防災金庫でしたが指を挟んでしまいました。

利き腕側の中指を粉砕骨折し、労災にて後遺障害認定されました。しかしお年頃の女性でもあり、そのまま希望退職してしまいました。

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□例2.の解説と補足

同じように危険なものに扉や窓があげられます。特に窓の形状は様々ですが、扇形に開閉する窓のロック機能を利用せず任意の位置に開けたまま利用していると、強風により行きよい良く閉まってしまう事があります。

大抵、指など挟まれてしまう人は、開けた人とは別人で子供だったりします。

開けるときには、ロックする位置まで開けること。

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